よく「個人情報保護法違反だ!」って騒ぐ人がいますが、あまり難しくない法律なのでいわゆる「個人情報保護法」(平成17年4月全面施行)を読んでみたら良いと思います。
趣旨は、個人情報の有用性に配慮しながら、個人の権利利益を保護することを目的として個人情報を取り扱う上でのルールを定めているに過ぎません。
簡単に言うと個人情報取り扱い事業者である民間企業が個人情報を利活用するにあたって、守らなければなならないことが定められている法律です。
つまり、個人情報を利用するなと言うことではなくて、利用・活用するには一定の守るべきルール(項目によっては努力義務)があるんですよってことです。
例えば、個人情報を取得する時には、その個人情報の利用目的をホームページや書面などで知らせておく(明示)しておきなさいであるとか、第三者に提供する場合には、個人情報の持ち主本人の同意が必要ですよとか・・・。法律に基づく場合とか、警察などの公共機関に協力する必要があると認められる場合などは、例外として同意なども必要ありません。
個人情報保護法は企業が守るべきルールを最低限のラインで定めているだけなので、これを守る体制を民間企業が作るだけでは不十分であると考えられる場合も多く、個人情報保護を積極的に取り組む企業ではプライバシーマークやTRUSTeなど認証機関による認証を取得する企業が増えています。
個人情報保護のコンサルタント資格も持っている(本業ではありません)senchanのまじめな記事でした(笑)